BOSS DS-1 mod. -- 低域修正
先日までちょこっと改造(改良)していたBOSS DS-1ですが、自作キットで作ったK&RのDistortionに比べるとあまりにもローが出すぎていました。
そこで、手持ちの日本製のDS-1と比較してみると、やはりローが出すぎていました。
この状態ではスタジオやライブハウスでJC-120あたりを使おうとすると、アンプのEQセッティングでかなりBASSを下げる必要がありそうです。
多分、以前に交換したコンデンサの容量が大きすぎるのだと考え、クリッピング部分の前についているC9(下図の赤丸)を1uFからもとの値である0.47uFに戻してみました。ただ、買ったときにもともとついていた電解コンデンサに戻すのでは芸がない(?)ので、そこはメタライズドポリエステルフィルムコンデンサーとしました。
最近はC9と言われても、「あー、あそこのコンデンサーだな」ってわかるようになってきました。
右は以前につけていた積層セラミックコンデンサ(?) 1uF、左は今回取り付けたメタライズドポリエステルフィルムコンデンサー0.47uF。
早速コンデンサーを交換する前と後で、録音して違いをチェックしてみました。
音源にして聴いてみると違いがわかりにくいですが、実際に弾いているときはギターアンプスピーカーからの低域がスッキリしてまとまりが出た感じがしました。
音源は3パートに別れていて、
- DS-1バイパス音
- C9を1uF
- C9を0.47uF
となっています。
ヘッドフォンやモニタースピーカーで聴いてみるとなんとなく違いがわかるとは思います!!
改造はなんとなく容量を大きくすればいい、、というわけではないのですね!!
そう考えるとBOSS DS-1は、激しい個性はあれど、ちゃんと仕上げてあるのがわかりました!
DS-1 現在の改造箇所
- C2 オーディオ用電解コンデンサー 1uF
- C9 メタライズドポリエステルフィルムコンデンサー 0.47uF
- C14 オーディオ用無極性電解コンデンサー 2.2uF
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